◆香調:アーシーウッディ 昔からお香原料として使用されるインセンス系素材(パチュリ、ベチバー)が日本人のスピリットに静かに訴えかけま す。ジンジャーや月桃の和のシャープな香りに心身が清められ、苔蒸す土の隙間から健気に咲くすみれ(ヨノン)の気 配をほんの少し宿します。神社仏閣の風景に寄り添うようにそびえ立つ樹木のたおやかさを檜(ひのき)や杉、芳樟 (台湾クスノキ)が優しく全体を包み込んでいる香りです。気持ちを落ち着かせたい時に。

香調:ウッディーアンバー、タバコノート 使用香料: ・シダーウッド ・アンバームスク ・サンダルウッド ・タバコリーフ ・ビターオレンジ ・ベルガモット ・イランイラン ・グルジュン ・ベチバー ・カラムスルート 西陽に照らされた薄く橙色に染まった光を思わせるビターオレンジの香り。 木目を基調とした列車内の雰囲気には、シダー、サンダル、ベチバーなどのウッディノートを。 時代の積み重なりを彷彿とさせるアンバームスクと、燻した渋さと甘さを併せ持つタバコリーフが寄り添い、人々の営みの情景を紡いでいくことでしょう。 _______ 西陽に照らされる列車の中、向かう先すら朧げな午後のひととき。遠くの誰かにに思いを馳せたり、なにかのもとに還ったり、何十年も続く人々の営みの情景。 車窓の外には夕陽に照らされていくハドソン川の水面が、 揺蕩う気持ちに寄り添うように。 そして時はまた、続いていく。

それはある女性の名前。彼女はいつだってニュートラルに、芯を持ち、しなやかに日々を生きている。そうあるためには肩の力を抜く瞬間、"余白"が必要なのではないか、 プラスでもマイナスでもなく、ニュートラルに戻してくれる植物素材たち。いつも新鮮な想いを忘れさせないシトラス 素材。神聖な香料として使用されるレジノイド類(フランキンセンス、ミルラ)、気持ちの毒っ気を排出してくれる薬 草類(マジョラム、ローズマリー、ラベンダー)、温もりを忘れないスパイシーな素材(シナモン、タイム)。 そんな香りはいつもhelene(女性)に、あなたに寄り添ってくれる。優しく余白へと導いてくれる植物アロマ・エキスを凝縮したハーバルブレンドの香り

◆香調:グリーンシトラス 広大でワイルドな最南端の大地。ベルガモットをはじめとする柑橘の香りはそこから見える海原に反射する陽の光 を体現します。オーストラリアやニュージーランドの大地が育む固有植物(ユーカリやマヌカ)しか出せない、爽快で 野性味のあるグリーンの香りが全身に抜けるように心地よい。バジルやブラックペッパーが人為的には産むことのでき ない、情熱や温度感を感じさせるシーサイドに吹く風を思わせる香りです。気持ちをリフレッシュさせたい時に。

◆香調:スイートフローラル 未熟さと成熟さを併せ持つ フィグ(いちじく)の香りは、パリの街に散りばめられ“人恋しさ”や“慕情”を駆り立てる。 夜が開けた薄桃色に染まるパリの朝空。____ 洗練された女性だからこそきっとローズの香りを選ぶはず。熟練された男性ならシスタス(ラブダナム)の残り香が漂う だろう。そんな人たちが息づき、匂わせている街だから、パリは昔も今も麗しい。甘いバニラの香りが全体をマイルド なラストノートに導く、色彩が淡くほのめく香りです。自分に優しくしたい時に。